妙高 池ノ峰 2010年5月8日

所要時間 8:13 県道−−8:29 1440m鞍部−−8:34 池ノ峰 8:36−−8:46 県道



 池ノ峰は笹ヶ峰牧場のすぐ東側の小さな山で、登山道は無いが道路から近いので無雪期でも藪を漕いで登れそうだが残雪期の方が楽ができるのは確実なので、弥三郎山の帰りに立ち寄ることにした。地図上で見る限りは西側から攻めるのが最短だが、雪が残っている可能性が高いのは東斜面で悩むところで、現場に行って判断することにした。

県道カーブの駐車余地 カービミラーから谷に入る

 牧場が終わって大きく右カーブするところが最短ポイントで駐車余地もあった。斜面を見ると下部は残雪が見られるが上部は雪が見当たらない。ただ、まだ藪の程度は軽そうなので西側から登ることにした。すぐ上部が山頂のはずだ。

谷を進んでいく 高度が上がると雪が消えていく

 広く浅い谷地形を登っていきGPSの表示を見るとまだ北を示している。それを信用して谷を奥に入り、雪が少なくなってきたところでできるだけ上部まで雪がつながっている場所を選んで高度を上げていく。背の高い落城樹林に薄い笹なので雪がなくてもさほど障害にならないが、障害物皆無の残雪の上よりは歩きにくい。

雪が消えても藪は薄い 地形図の破線に出た
1440m鞍部。東側は残雪でいっぱい 稜線西側斜面はこの通り

 GPSに従って北寄りに登っていくが、地形図を見ると南に見え始めたピークが山頂としか思えず、途中で方向転換して南に向かってトラバース気味に登っていくと突然道に出た。うまい具合に南に向かっているので辿っていくと難なく尾根上に出ることができ、東斜面は残雪でいっぱいだった。西と東でこの違いは想像以上で、これなら東側から登ればたぶん道路脇から山頂までずっと雪が続いているだろう。まあ、無雪でも登れることが分かって収穫ではあったが。

1460m峰 1460m峰東鞍部
池ノ峰山頂 池ノ峰三角点
池ノ峰付近から見た三田原山 池ノ峰付近から見た赤倉山

 残雪帯を歩いて最初のピークは山頂ではなく、左奥のピークが本物なので残雪帯で手前のピークは巻いてしまう。尾根を移って山頂北側から接近すると稜線直上のみ藪が出るようになって東の残雪帯を進んでいくと無事三角点を発見。間違いなく池ノ峰山頂だ。何でGPSの表示がおかしかったのかこの時は分からなかったが、後日、単位系を通常は世界測地系(WGS84)にしていたのだが、連休中の北陸低山めぐりの時に日本測地系に切り替えたことを思い出した。結構なずれが発生するようだ。

1460m峰西斜面を下る。笹は薄い 県道は近い(写真が白飛びして見えない)

 下山は西側ピークから最短で斜面を下って車道へ。藪はそれほど濃くなく無雪期でも問題なく歩けるレベルだった。

 

2000m未満山行記録リストに戻る

 

ホームページトップに戻る